集合・船舶給水用器具

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弊社の船舶給水と呼ばれている業種は、世間的には特殊な仕事だと思います。「どのような仕事をしているのですか?」と尋ねられた時、「港に入って来る船舶に飲料水を提供しています」と答えていますが、海事関係者を除いてその様子を思い浮かべる事が出来る人も少ないと思い、スマートフォンに保存している画像を幾つかお見せしています。

クルーズ客船・カレドニアンスカイへの給水作業風景@宇野港大型客船用岸壁
RORO船への給水作業風景@宇野港・田井地区

宇野港(宇野地区、田井地区)の飲料水は、365円 / トン(2021年1月17日現在。消費税込)で提供しています。供給能力は、1時間に50~60トン。原水は、一級河川・高梁川水系で、上中流域にあるカルスト台地を移動中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分がバランス良く溶解。軟水(30mg / L)で、日本酒の仕込み水としても使われています。

こちらの画像は、弊社で使っている船舶給水用の主な器具で、右端に横たわっているホースは消防用と同じもの。作業中の水漏れ事故などに備えて常時、長短8本ほどを軽四トラックに積み込んでいます。壁に立て掛けているのは、給水栓の開閉ハンドルで給水栓の形状や作業現場に合わせて各種使い分けています。中段真ん中にある青色の器具は、電磁流量計で給水量の測定に使用。因みに、このような計量器は、計量法(経済産業省の所管)で定められた有効期限内の機器を使用する事が義務付けられています。

中段左端にある赤色の器具は、水流を効率良く制水する(ホースを2手に分ける)分岐器。左下の小さな器具とL字型の筒状器具は、約100年前(!)に日本で生み出された町野式と中島式と呼ばれるカップリング(接合および切断をすばやくするための器具)を接合した特注品で、船舶の様々な口径や形状の給水口に合わせて使い分けています。

宇野港・田井地区に接岸する RORO船・第二はる丸

弊社の仕事の概要・船舶給水について、ご理解をいただけたでしょうか?  余談ですが、日本消防検定協会の資料によると、消防用ホースの登場は、今から400年ほど前のドイツ。なめし皮を縫い合わせてリベットで留めてホース状にしたもの。尚、日本国内で初めて生産されたのは、1903年に日本製麻(現・帝国繊維)・大阪工場が、英国ロバートホール社製の織機を使い筒状(ジャケット)に作った麻製のもの。合成繊維を纏った現在のホースとは、隔世の感がありますね 🤣

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