物事へのコメントが真摯でユニークな版画家・タイラ コウさん。作品以上に真っ直ぐで飾らない心持ちに惚れています。アイキャッチ画像は、宇野港フェリーターミナル離島航路棟にあったミニ・ギャラリー MIU ART BOX (2004〜2017)の2009年9月を飾ってくれた作品・アメイジング・グレイス。国旗をモチーフにした全て版刷り手彩色した和紙を缶バッチにした196個(因みに国連承認国は、194ヵ国)がキャンバスに留められています。
創作の源流となったという曲・アメイジング・グレイスには、黒人奴隷貿易に関わったジョン・ニュートン(作詞)の深い悔恨と神の恩寵への感謝が込められていると教えてもらいました。因みに、「汎アフリカ色」には、肥沃な大地(緑)と、平和、民族、宗教の調和(黄)、殉教のために流された血(赤)という意味があるそうです。
因みに、MIU ART BOX の展示作品の買い上げは、これで12点目。そろそろマイ・コレクション展も視野に入れて良い頃かな 🤣
こちらの花・アンスリウムは、木版技法「きめ出し」で制作しているとの事でした。
NEWS! ご案内をいただきました 🤣
巡回展:北斎と広重(終了)
富嶽三十六景への挑戦
日 時:2024年7月26日(金)~9月8日(日)
10:00~19:00
入館料:1,500円(一般)
会 場:大分県立美術館
大分市寿町2-1
097-533-4500
浮世絵風景画の名手である葛飾北斎(1760〜1849)と歌川広重(1797〜1858)。大胆な構図で知られる北斎、叙情性豊かな描写が際立つ広重、他の追随を許さないこの2人は、いかにして名作を生み出したのでしょうか。北斎は、70年におよぶ画業の中で多様な制作活動を続けながら、そのひとつの到達点として「冨嶽三十六景」をつくりました。一方、本作の刊行当時、いまだヒット作のない一介の絵師であった広重ですが、それ以後「東海道五拾三次之内」のように、北斎とは異なる方向で自らの画境を切り開いていきます。
本展では、江戸東京博物館の所蔵する作品から、北斎の「冨嶽三十六景」全46点のほか、「東海道五拾三次之内」「名所江戸百景」といった広重風景画の名作など、計213件を一挙公開し、二人の絵師の挑戦をたどります。
略歴など
1960年、岡山県生まれ。
2020 木版画展・北斎の摺り師になってみたかった(今治市大三島美術館)
2017 Japan Expo・北斎へのオマージュ(パリ)
2010 木版画小品展(Cafe × ATELIER Z)
2008 バンクーバー国際ミニアチュール・ビエンナーレ
国指定史跡・鞆の浦の福禅寺と対潮楼の版木(復刻)制作
2003 国際コンテンポラリー・アート・フェスタ
1993 さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ
1992 版画・期待の新人作家大賞展(新宿 ISETAN)
1991 国際美術大賞展(東京芸術劇場)
タイラさんのアトリエ・キューブ(笠岡市)から西へ約30キロ。尾道沖に浮かぶ離島・百島の日章館(百島東映再生計画)には、柳幸典さんの作品・ヒノマル・イルミネーションがあります。
旧・中学校を再利用した ART BASE MOMOSHIMA には、柳幸典さんのユーラシア(アント・ファーム)などが展示されていましたが、一番印象に残ったのがトイレです(笑)。
NEWS! ご案内をいただきました 🤣
企画展:ART CAMP IN MOMOSHIMA(終了)
会 期:2023年5月4日(木・祝)〜5月5日(金・祝)
10:00〜17:00
入館料:4,500円(一般)
会 場:ART BASE 百島
広島県尾道市百島町1440
0848-73-5105
ART BASE 百島の10周年を記念して、旧中学校舎のグラウンドをメイン会場に、アート&音楽&キャンプのイベントを開催します! 夜の映像祭は、国内外のアーティストの作品を屋外の特大スクリーンで上映! ヴィヴィアン佐藤、都築響一、郷堀ヨゼフが登壇するトークイベントも開催。
音楽ライブの出演者は、知久寿焼、寺尾紗穂。オープニングアクトは、TEMPLEPLANET、NEWPORT WAVES、花&コージ が登場。陶芸家や工芸作家によるワークショップもあり、尾道近郊からフードも出店します。これまでにないほど盛りだくさんのイベントです。多くの皆さまのお越しをお待ちしております!
クラウドファンディング達成により1日目は、入場無料。2日目の入場料も下がりました!(要予約)。展示作家:柳幸典、榎忠、原口典之、岩崎貴宏、康夏奈、池内美絵、八島良子