タイラ コウさん

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版画家・タイラ コウさんは、物事へのコメントが真摯でユニークで楽しくて、その真っ直ぐで飾らない心持ちに惚れています。アイキャッチ画像は、宇野港フェリーターミナル離島航路棟にあったミニ・ギャラリー MIU ART BOX (2004〜2017)の2009年9月を飾ってくれた作品・アメイジング・グレイス(ミクスト・メディア)。国旗をモチーフにした全て版刷り手彩色した和紙を缶バッチにした196個(因みに国連承認国は、194ヵ国)がキャンバスに留められています。

創作の源流となった曲・アメイジング・グレイスには、黒人奴隷貿易に関わったジョン・ニュートン(作詞)の深い悔恨と神の恩寵への感謝が込められていると教えてもらいました。因みに、「汎アフリカ色」には、肥沃な大地(緑)と、平和、民族、宗教の調和(黄)、殉教のために流された血(赤)という意味があるそうです。

因みに、MIU ART BOX に展示した作品の買い上げは、これで12点目。そろそろマイ・コレクション展も視野に入れて良い頃かな 🤣 

タイラ・コウ展@Cafe × ATELIER Z(2010)

こちらの花・アンスリウムは、木版技法「きめ出し」で制作しているとの事でした。

個 展:タイラ コウ・木版画展(中止)
日 時:2021年5月29日(土)~6月13日(日)
    11:00~18:00
会 場:ギャラリーくわみつ
    広島県福山市大黒町1-1
    084-922-3323

北斎といえば、「凱風快晴」と「神奈川沖 浪裏」が世界的に有名な作品であり、多くのアーティストにアレンジされています。木版画家としての私は、「私ならこう摺ってみたい」という想いににかられ、北斎の彫り師となってみたかったのです。

略歴など

1960年、岡山県生まれ。

2020 木版画展・北斎の摺り師になってみたかった(今治市大三島美術館
2017 Japan Expo・北斎へのオマージュ(パリ)
2010 木版画小品展(Cafe × ATELIER Z
2008 バンクーバー国際ミニアチュール・ビエンナーレ
    国指定史跡・鞆の浦の福禅寺と対潮楼の版木(復刻)制作
2003 国際コンテンポラリー・アート・フェスタ
1993 さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ
1992 版画・期待の新人作家大賞展(新宿 ISETAN)
1991 国際美術大賞展(東京芸術劇場)

日章館@百島(2014)
ヒノマル・イルミネーション@百島(2014)

タイラさんのアトリエ・キューブ(笠岡市)から西へ約30キロ。尾道沖に浮かぶ離島・百島の日章館(百島東映再生計画)には、柳幸典さんのヒノマル・イルミネーションがあります。更に、旧・中学校を再利用した ART BASE MOMOSHIMA には、柳幸典さんのユーラシア(アント・ファーム)などが展示されていましたが、一番印象に残ったのがトイレです(笑)。

ユーラシア(アント・ファーム)@百島(2014)
トイレ@百島(2014)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

追悼展:康 夏奈(吉田夏奈)/原口典之
    榎忠 “LSDF 020” 展(同時開催)
会 期:2020年10月31日(土)〜終了日未定
    10:00〜17:00
観覧料:3,500円(ランチ付きツアー)
会 場:アートベース百島
    広島県尾道市百島町1440
    0848-73-5105

今年2月に逝去された康 夏奈と8月に逝去された原口典之の功績を偲び、追悼展を開催。両アーティストは、ART BASE 百島の開館記念展で常設作品を制作。康 夏奈は実際に百島を歩き、海に潜って感じた世界をオイルパステルで描いた壁画「十一眼レフちんかかと予期せぬハプニング」を展示。

原口典之は、元廃校を改修したギャラリーに合わせて「物性 I」を制作。本作は、1977年の〈ドクメンタ〉に日本人作家として初めて選ばれ、その際に出品した鉄製のプールに廃油を流し込んだ作品「オイルプール」のシリーズである。また、2017年に 乙1731 – GOEMON HOUSE で2トンあまりの大型船の係留ロープを素材とした新作「布袋とロープの関係」を発表し、百島で2点目の常設作品となる。

本展では、多くの人々に感動を与え続ける常設作品と合わせて、康 夏奈と原口典之が百島に滞在して制作した記録写真を公開。同時に、榎 忠の「“LSDF 020″ 展」を昭和時代の家屋を改修した〈乙1731 -GOEMON HOUSE〉にて開催。実際に戦地で使用された約3トンの「薬莢」と鉄のスクラップを再利用して制作された巨大大砲「Liberty C2H2」、旧ソ連製の AK-47 と米国製の AR-15 を模した鋳物のマシンガンを展示。人間を殺傷してきた本物の「薬莢」と「兵器」をモチーフとした作品が同居することで、榎の「Life Self Defense Force(自分の生活は自分で守る)」という信念が顕現している。

開催日は、土・日・月のみで完全予約制。公式サイトよりご予約ください。

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