「関係人口」を作る

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標題の「関係人口」とは、その土地に住んでいる、または移住した「定住人口」や、観光などで訪れた「交流人口」と区別されていて、継続的に離れた地域を行き来し、訪ねた地域や地域の人々と多様に関わる人々のことと定義されていますが、そのような「関係」は幼なじみや仕事仲間と同様に、疎遠になるにつれ交流は絶たれてしまう。多分、持続可能な「関係」とは、その土地が独自に築き上げてきた風土との相性によるものではないでしょうか。因みに、玉野市は、友好都市として中国の九江市。交流都市としてアメリカのグロスター市。国内の姉妹都市として長野県の岡谷市。有効都市として静岡県の磐田市。友好都市として東京都中央区と交流関係にありますが、前述の意味での「関係人口」として継続出来る関係とは言い難いのかなと考えました。

昨今、人口減少に苦悩する全国の自治体が関心を向けるこの「関係人口」を作り続けるには、その風土に人を惹きつける魅力が必須だとも教わりました。弊社の商圏としている宇野港は、玉野市の中心市街地に位置していて、JR宇野駅も近接。スーパーマーケットやパチンコなどの遊戯施設、飲食&温浴施設は勿論、総合病院も徒歩圏内という特徴があります。更に、船舶の修繕などのサポートも三井 E&S 造船の企業城下町ならではの対応力を備えています。自分としては、この宇野港の利便性や魅力を内外に情報発信することで、分母となる入港船の増加を図りつつ、港湾の発展と保全、改修に微力ながら貢献が出来たらと願っています。

アイキャッチ画像は、移住者との交流を目的に2012年4月から10年間、毎月第2日曜日に開催されていた朝市ごはん会@玉野魚市場(海の駅・シーサイドマート)。2022年7月からは、隣の東山ビルの2階に会場を移し、「茶話会」(11:00〜13:00)として再スタート。たまのの IJU コンシェルジュでもある森 美樹さんが皆さまのご来場をお待ちしてします。

玉野市の築港銀座商店街(2009)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

個 展:山口憲一・組紐やまぐち(終了)
    ちょっとそこまで
会 期:2022年5月14日(土)〜6月19日(日)
    9:30〜18:00
会 場:コットンショップ もめん畑
    岡山県玉野市築港1-11-20
    0863-21-2825

山口憲一さんは、もめん畑から「ちょっとそこまで」の距離にお住まいのおじさま。実は、人間国宝級の組紐職人です。山口さんの熟練のリズミカルな手捌きから生まれる美しい仕事や、こんなに近くに素晴らしい技術をお持ちの方がいらっしゃることを、ご紹介したいとずっと思っていました。この度、山口さんの作られたものを、もめん畑に「ちょっとそこまで」お招きしてきました。

絹糸を染め、糸を用意し、組む全工程をご自分でなさいます。端や継ぎ目に金具を極力使わない仕上げ、「紐屋の仕事」と山口さんはおっしゃいます。ぜひ、じっくりとご覧下さい。紐の可能性は無限大。「こんなものを作ってほしい」というご要望があれば、ぜひお聞かせ下さい。

山口賢一:昭和22年、東京生まれ。祖父の代から組紐を始め、三代目を継ぐ。組紐の老舗「道明」で44年間、技術責任者として宮内庁・東京国立博物館からの依頼品を手がける。近年では、愛子内親王の命名箱の紐や伊勢神宮式年遷宮に用いる紐を制作した。平成21年退社後は、岡山県玉野市に移住。自宅にて組紐製作を始める。
宇野港の中心部(画像提供:SOLA

サービスとは、その価値を知らせるための行為である

弊社としては、「宇野港は保養を兼ねた寄港地として最高だ!」と船会社や船長、船員に支持していただけるポートセールスを心掛け、この地域に経済的な恩恵を呼び込むサポーターの一翼を担いたいと思い活動しています。「関係人口」の作り方は多様にあるのだと思いますが、自分はビジネスと自らのライフスタイルの両輪で成果を上げたい。そこには、クリエイティブカップルの移住を支援しているうのずくりの活動も大切な軸足の一つで、海・港・街を活動のフィールドに、需要と供給のキャッチボールをしながら「関係人口」を作り出す。このスタイルは、持続可能な開発目標(SDGs)としても合致、成立するベクトルなのかと、あれこれ悩みつつ活動しています 🤣

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

催し物:玉野市中古物品販売(終了)
    POP UP STORE 2022
日 時:2022年6月18日(土)〜6月20日(月)
    10:00〜17:00
主 催:玉野市
入場料:無料(要予約)
会 場:旧・日の出ふれあい会館 ロビー
    岡山県玉野市築港4-25-10
    0863-31-1388 (うのずくり

昨年に続き、玉野市の公共施設で長年使用されていた物品を販売するショップを3日間限定でオープンします。学校のテーブルや椅子、楽器、文具、本、食器をはじめ、今年閉館となった日の出ふれあい会館の備品など約1000点を販売。まだまだ使えるものがたくさん。再びご利用いただきやすいよう、お手頃価格にてご提供します。なお、売上金は、玉野市政と移住支援を行うたまのの IJU コンシェルジュ(うのずくり・NPO法人みなとまちづくり機構たまの)の活動に役立てさせていただきます。

コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、30分3組(1組大人2人まで、18歳以下は人数に含まない)限定で、オンラインによる事前予約制となります。事前予約は、2022年6月1日(水)の12時から開始します。

地元造船所の新浜さんと香川県坂出市の向井さん親子@宇野港(2020)

「巷(ちまた)」とは、物事が盛んに行われ、大ぜいの人々が生活している所の事。「奏(そう)」とは、神様が降りてくるように、お供え物を集めて神様に差し出す様子を表した漢字。その「巷」と「奏」に「水」を付け加えたのが「港」や「湊」との事。

歌人・藤原定頼が、「さか井と云所に、しおゆあみにおはしけるひめぎみに」と歌った「さか井」とは、後の堺港を指し、「しおゆあみ」とは、潮湯浴み(現在の温泉浴)の事。京都、奈良といった内陸部で暮らしていた大宮人に魚介類を供給する港、保養地として注目されていた様子が窺えます。16世紀、交易で栄える港の重要性を知った戦国大名たちが、港を勢力地に取り込み税の増収を目論んだり、堺で大量に生産された火縄銃が戦国動乱時代の戦いを一変させる様子は、正に「関係人口」を大いに作った史実そのものなのかなと?

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