宇野港にて その1

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2013年、第2回 瀬戸内国際芸術祭の会期中も岡山県の南端に築かれた玉野市の宇野港では、旅客の定員オーバーもなく(臨時便を出したお陰もあり)終始和やかな時間が流れていました。しかし、大混雑した離島の港では、「聞いてない」「説明がない」「案内がない」「教えられてない」「掲示されていない」というクレームが嵐のようだったそうです。アイキャッチ画像は、宇野港から瀬戸内国際芸術祭の会場・豊島小豆島へ向かう乗船待ちの行列。 お見送りしているのは、ののちゃん&たまの☆おもてなし隊。

土地勘の無い処への旅は、楽しみ半分、不安半分。それでも日本国内なら言葉の問題は無い筈だけど、それだけに現地の情報を上の空で聞いていて、状況を理解不十分なままで行動している人が多いような気がします。解らない事や不安があったら、各所の現場に居るガイドや瀬戸内国際芸術祭のスタッフに聞けば良いのにと思うのだけと、何故か多くの人がスマートフォンなどで懸命に情報を得ようとしている。「急がないと船が満員にりますよ〜」と伝えても他人事のような顔をして行動しない。何でかなぁ?

情報(生きる術)というのは、与えられるのではなく、取りにゆくもの。近年の日本人は、自分の境遇の不自由さ、囲われている事の気持ち悪さにも全く気づかず、己の思考停止をモノともしない素晴らしい精神状態なのかな(笑)。明治維新の際、西郷隆盛や勝海舟が活躍出来たのは、お上が無能だったからとか。現代のお上が優秀過ぎるのが、この時代を生きる若者たちの不幸の始まりだったと、後々語られるのでしょうか(爆)。

多くの観光客で混雑し、てんやわんやの現場に身を置く中で、お互いが平静に心を寄せ合うためには、どのような心構えが必要なのかを自問してみました 😅

宇野港フェリーターミナル・離島航路棟(2013)

こちらは、三田村管打団? × 瀬戸内海女による出船入船イベント。舞台となった宇野港フェリーターミナル離島航路棟のデッキに使われているのは、イペ(ipe)という最高級のデッキ材。岡山県土木部港湾課の「思いやり予算」によって作られ、フェリー会社へ無償貸与されています。

宇野港第一突堤(2017)

NEWS! ご案内をいただきました  🤣

物産展:うのマル(終了)
日 時:2023年4月22日(土)
    10:00〜15:00
会 場:宇野港駐車場(UNO HOTEL 横)
    岡山県玉野市築港1-1
    086-201-1223(せとのわ

『岡山県内の魅力ある地域産品・サービスをセレクトした販売』と『宇野エリアで活動する地域団体等によるステージイベント』を開催いたします!

カンパニー ディディエ・テロン(2013)

こちらは、フランスのダンス集団・カンパニー・ディディエ・テロン瀬戸内国際芸術祭 2013 でのパフォーマンス・「膨らんだ冒険」@宇野港。彼らを目にして言葉は不要ですね 🤣

膨らんだ冒険@宇野港(2013)
膨らんだ冒険@宇野港(2016)
膨らんだ冒険@宇野港(2016)
佐内正史 / 島島(2013)
野村佐紀子 / プラチナ・ポートレート(2013)

こちらは、瀬戸内国際芸術祭 2013 の「宇野港街中写真プロジェクト」。本尾久子さんのコーディネートで、佐内正史さんと野村佐紀子さんの写真作品が自宅ガレージにて展示されました。

『連絡船の町』プロジェクト@宇野港(2016)

こちらは、母が撮影した可愛かった頃の自分。第3回 瀬戸内国際芸術祭の「撮り船」フォト・コンテストで入賞し、『連絡船の町』プロジェクトにも採用され、JR宇野駅前の壁面に掲示されました。風の噂では、総合ディレクターの北川フラムさんが強く推薦して下さったとのことです。

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