2013年4月に開幕した第2回 瀬戸内国際芸術祭の宇野港は、臨時便を出した効果があり旅客の定員オーバーなく終始和やかな時間が流れていましたが、大混雑した離島の港では、「聞いてない」「説明がない」「案内がない」「教えられてない」「掲示されていない」というクレームが嵐のように寄せられたそうです。アイキャッチ画像は、豊島、小豆島へ向かう乗船待ちの行列。 お見送りしているのは、ののちゃん&たまの☆おもてなし隊。
土地勘の無い処への旅は、楽しみ半分、不安半分。それでも日本国内なら言葉の問題は無い筈だけど、それだけに現地の情報を上の空で聞いていて、状況を理解不十分なままで行動している日本人が多いような気がします。解らない事や不安があったら、各所の現場に居るガイドや瀬戸内国際芸術祭のスタッフに聞けば良いのにと思うのだけと、何故か多くの人がスマートフォンで懸命に情報を得ようとしている。「急がないと船が満員になりますよ〜」と伝えても他人事のような顔をする。何でかなぁ?
情報(生きる術)というのは、与えられるのではなく、取りにゆくもの。近年の日本人は、自分の境遇の不自由さ、囲われている事の気持ち悪さにも全く気づかず、己の思考停止をモノともしない素晴らしい精神状態なのでしょう(笑)。明治維新の際、西郷隆盛(1828〜1877)や勝海舟(1823〜1899)が活躍出来たのは、お上が無能だったからで、現代のお上が優秀過ぎるのが、この時代を生きる若者たちの不幸の始まりだったと、後々語られるのでしょうか(爆)。
多くの観光客で混雑し、てんやわんやの現場に身を置く中で、お互いが平静に心を寄せ合うためには、どのような心構えが必要なのかを自問してみました 😅

こちらは、三田村管打団? × 瀬戸内海女による出船入船イベント。舞台となった宇野港フェリーターミナル離島航路棟のデッキに使われているのは、イペ(ipe)という最高級のデッキ材。岡山県土木部港湾課の「思いやり予算」によって作られ、フェリー会社へ無償貸与されています。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣
催し物:響け! 日本の心 from UNO(終了)
世界最先端電子楽器で奏でる未来への調べ
会 期:2025年4月19日(土)
15:00〜
入場料:無料
会 場:宇野港シーサイドパーク
岡山県玉野市築港1-1
0863-33-5005(玉野市商工観光課)
瀬戸内国際芸術祭 2025 のオープニング記念イベント。5次元キーボードパフォーマー・薮井佑介氏が、地元に古くから伝わる地踊り「かっからか」や戦国時代、女軍を率い壮絶な戦いに挑んだ常山城主の妻・鶴姫の物語などをテーマにした創作曲や海外でも知られる日本の名曲などを壮大なオーケストラサウンドで奏でます。
地元「かっからか」保存会の太鼓や踊りとの協演や国際的に活躍する武将画の第一人者・正子公也氏とのコラボも行います。地元文化団体や地元学校との連携も含め、来場者へのおもてなしだけでなく、地元の人々・子どもたちが自分たちの文化を目に見える形で見て、実際に一緒に盛り上がり、世界へ地域の魅力を発信・共有できる空間を創出します。
荒天の場合は、翌日20日(日曜日)に実施します。

こちらは、フランスのダンス集団・カンパニー・ディディエ・テロンの瀬戸内国際芸術祭 2013 でのパフォーマンス・「膨らんだ冒険」@宇野港。

言葉は不要ですね 🤣
直島から宇野港へ上陸する乗客を出迎えたダンスチーム。


こちらは、瀬戸内国際芸術祭 2013 の「宇野港街中写真プロジェクト」。本尾久子さんのコーディネートで、佐内正史さんと野村佐紀子さんの写真作品が自宅ガレージにて展示されました。佐内さんの「シャッターを押したいと思う前に切りたいんだよね」という言葉が印象に残っています。