自宅のリフォーム

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学生時代の恩師からの紹介で建築家・吉村順三の孫弟子に設計を依頼。更に、父の同級生が役員だった縁で、(株)荒木組に施工していただき、1984年に竣工した自宅。多分、同社が手掛けた最小、最安の個人住宅ではなのかかと思われます(笑)。それはともかく、日本の平均的な建売住宅は、寿命が僅か30年で、25年経過すると査定額がゼロになるそうですね。米国の半分、英国の3分の1と聞きました。せめて、自宅だけでも英国並みに整えて次世代へ引き渡したい。水廻りのメンテナンスを特に重視しつつ丁寧に暮らしたいとの思い至りました。

竣工時の自宅
ワーキングスペース(2021)

自宅の竣工から18年後の2002年にバスルームをリフォームしたのですが、僅か数年後にシロアリの食害が見つかり、2008年にウォッシュルームとトイレをリフォームしました。デザインは、ハルミファインクラフトに依頼。ワークトップは、チークの一枚板で、ビルトインの洗濯機は、ミーレを選択しました。

ウォッシュルーム(2008)

こちらは、2019年にリフォームしたキッチン。1984年から使い続けてきたキッチンハウスのシステム・キッチンも、作り付けのオリジナル食器棚も撤去し、ハルミファインクラフトカーサプランに全てを託しました。キッチンのワークトップには、シーザーストーンを採用。バックカウンターの天板は、チークの一枚板。食器洗い機(幅:45cm、奥行:58cm)の設置に備え、給排水、電気設備工事を行っています

キッチン(2019)

ハルミファインクラフトの守屋さんとは、2004年頃からのお付き合い。最初は、ベッドの製作を依頼。北海道産胡桃の良材が入手できず、中国産になりましたが、ノックダウン方式で寝室にて組み立てていただきました。因みに、羽毛ふとんは、 京都西川のシベリア・グース・ダウン。リネン類はイタリアのシグノリアを愛用しています。

ベッドスローは、石北有美さんの型染め作品

その時に守屋さんから教えて貰った、「胡桃に限らず、日本国内の広葉樹が年々減少していて、樹齢数百年という良材がツキ板用として大量に消費されている」という話が印象に残っています。僕たちは、経済のメカニズムの中で生きていますが、全体としてはその現況を否定したい。森林の復活によって豊かな川や海が蘇るように、今は無意味に思える行為も結果的に私たちの暮らしを豊かにしてくれるという発想のような、あらゆる角度に価値を見出す考え方を大切にしたいと思っています。

次は、シロアリの食害で竣工から僅か18年後に全面改修したバスルームとトイレ、24年後の2008年に木建具などを作り直した玄関周りを2025年頃に再度リフォームする予定。更に予算に余裕があれば、水道管の交換、屋根などの防水工事も行いたい 🤣

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