猫のはなし

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動物の中で一番の器量良しは、猫族でしょうね。猫、豹、虎、獅子、みんな美しい。美しいが、どれが一番いいかと言えば、猫ですね。第一、眼が良い。それから鼻の格好が素敵だ。獅子や虎や豹は、鼻筋が顔面に比べて少し長過ぎます。だから、間が伸びていてキリッとしたところがない。そこへ行くと、猫の鼻は理想的です。長からず短からず、ほどよき調和を保って、眼と眼の間から、口元へスーッと伸びる線の美しさは何とも言えない

谷崎潤一郎
自宅屋上で昼寝する愛猫・ミュウ(2014)

2002年の春、自宅玄関付近から猫の鳴き声がするので様子を見に行くと、ドアのガラス越しに3匹の猫が整列していました。何事かと思って扉を開けた瞬間、その内の1匹が躊躇なく屋内に入り込んで来たのです。呆気に取られたものの、東京の一軒家で猫を飼っていた経験もあったので、そのまま世話をすることに・・・数日後、近所の元飼い主が引っ越した際に置き去りにした猫だった事を知りました。

猫の視力は、0.1〜0.2 程度とされていますが、自分の帰りを待ちわびていた彼女は、帰宅する僕の姿を2階の窓から20メートル以上の距離でも毎回見定めて(画像右)1階の玄関まで階段を猛ダッシュで下りて迎えてくれました。それは、夕暮れの薄明かりの中でも確信を得たように行動するので、歩く姿勢やテンポで他人と見分けていたのかな。2004年、宇野港フェリーターミナルに設置したミニ・ギャラリーに彼女の名を冠するなど、何かと心を寄せていましたが、2018年3月25日に永眠(推定年齢18歳)。

パートナーの愛猫・ミィ(2008)

こちらは、自宅で寛ぐパートナーの愛猫・ミィ。かなり神経質な仔でキャリーから出ると一昼夜、食事も排泄もせず雲隠れします(笑)。2024年2月現在、腎臓に疾患を抱えるも点滴を受けながら元気に存命中 😅

シルバー・ディスカバリー(2018)

こちらは、岡山県の南端に築かれた宇野港大型客船バースに入港した旅客船・シルバー・ディスカバリーが使っていたラットガード(ネズミが係留ロープを伝って船に乗るのを防ぐ器具)。当初、クルーが遊び心でペイントしたのかと思いましたが、開港150年となった2017年に神戸港へ入港した船に贈呈されたものと知りました。因みに猫の絵は、神戸観光局港湾振興部(旧・神戸港振興協会)の森田 潔さん(当時は、振興部担当部長。2020年、定年で退職)が描かれたとのこと。2023年10月に寄港した帆船・海王丸も愛用していました! 🤣

招き猫美術館

こちらは、岡山市北区に鎮座する招き猫美術館。近所の古刹・金山寺と併せて参拝していただきたい。きっと、ご利益がありますよ〜(笑)。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

企画展:招き猫美術館で
    うれしい春まつり
会 期:2024年3月9日(土)〜5月7日(火)
    10:00〜17:00(最終日は15:00まで)
入館料:600円(一般)
会 場:招き猫美術館
    岡山市北区金山寺865-1
    086-228-3301

若き頃(1966)と晩年の中村一郎先生

こちらは、倉敷市生まれで玉野市にアトリエを構えた画家・中村一郎先生(1918〜1993)。自分が武蔵野美術大学への進学を目指して絵の指導を受けていた頃(ペティナイフでリンゴの皮を剥いて食べた画家が鉛中毒になった話が印象に残っています・笑)は、日展の審査員をされていました。入学後も先生の東京・銀座での個展の際には必ず訪ねて昼食を何度かご一緒させていただきました。先生が猫を抱いている画像は、玉野市内の借家物件を片付けていた時に見つけたもので、48歳の先生! アーティストには、猫好きが多いようですね・・・猫本専門・神保町にゃんこ堂も気になるニャー 😅

個展など

1951 第7回 日展に出展・「貨物船」が初入選
1952 第11回 創元展・「二月の窓」を出展
1953 第4回 美術団体連合展・「祖母」を出展
1957 第13回 日展に出展・「熱処理工場」が特選受賞
1958 第1回 新日展・「水族館」が無鑑査
1968 ヨーロッパ14ヵ国廻遊
1969 個展・滞欧作展(日本橋画廊)

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