大原美術館

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大原美術館本館から旧大原家住宅を臨む

大原美術館は、1930年11月5日の開館。第2次世界大戦の戦火をもくぐり抜けた、日本国内最初の私立西洋近代美術館。本館がリニューアル前は、階段室に埃を被った看板や脚立が放置されていているなど、とても家庭的な(?)雰囲気でした。現在は、展示空間も広くなり、17世紀以降の西洋絵画からエル・グレコ、ゴッホ、モネなどの印象派、そしてカンディンスキーやポロックなどの現代美術に至るまでのパイオニア的な作品を一連の流れの中で展覧できます。

ただ、個人的には、浜田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、河合寛次郎、棟方志功、芹沢けい介などの作品が展示されている工芸館や東洋館の佇まいに愛着を感じています。今更ですが、倉敷の蕎麦屋で館長・高階秀爾さんと偶然相席になったことを記念してエントリー(笑・2006年7月)。

演奏会:第157回 大原美術館ギャラリーコンサート(終了)
    宮田 大(チェロ)& 田村 響(ピアノ) デュオ・リサイタル
日 時:2020年1月25日(土) 18:30〜
入場料:5,000円(全席自由)
会 場:大原美術館・本館2階ギャラリー
    倉敷市中央1-1-15
    086-422-0005

2020年は、ベートーヴェン生誕250周年です。年明け最初の大原美術館ギャラリーコンサートは、日本を代表する若手ソリストのデュオで、オール・ベートーヴェン・プログラムをお楽しみ下さい。

宮田大さんと田村響さんは、共に1986年生まれ。世界的な国際コンクールでの優勝後、それぞれソリストとして活躍する一方、以前から共演を重ねている盟友でもあります。コンサートでは、互いのリスペクトと、同い年ならではの自由闊達なやり取りが垣間見える、瑞々しい音楽の対話をじっくり味わっていただけるでしょう。

プログラムには、チェロ作品の“新約聖書”とも言われるソナタに加え、ベートーヴェンがこよなく愛した変奏曲も。これからの音楽界を牽引するお二人の熱演に、どうぞご期待下さい。

2010年春、ヤノベケンジ展@有隣荘

大原美術館と向かい合うように建っている黄緑色の瓦が特徴的な有隣荘は、大原孫三郎(1880~1943)の家族が暮らす別宅として1928年に完成。建築家・薬師寺主計(1884~1965)、コレクションの礎を築いた画家・児島虎次郎(1881~1929)、数々の名庭をてがけた7代目・小川治兵衛(1860~1933)といった名手たちが丹念に作り上げました。

近年、高階秀爾さんが館長になられた頃から企画展が催され、一般公開されるようになりました。尚、倉敷川に架かる今橋(5種20面の竜の模様が彫られている)は、児島虎次郎によってデザインされたものです。

企画展:秋の有隣荘特別公開(終了)
    下道基行・漂白之碑
会 期:2019年10月18日(金)〜11月4日(月・祝)
    10:00〜16:30(入場は16:00まで)
入場料:1,000円(一般)
会 場:大原美術館・有隣荘
    倉敷市中央1-1-15
    086-422-0005

下道基行さんは、岡山出身の美術家。武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業後、本年度のヴェネチア・ビエンナーレでは日本館代表作家の一人として参加している。同展では、2014年から沖縄に足を運びながら取り組んでいるプロジェクト「漂泊之碑」を新作とともに公開する。

今橋から大原美術館本館を眺める

大原美術館は、感染症予防および拡散防止のため2020年4月11日から臨時休館していましたが、8月25日(火)から本館と工芸・東洋館に限って再開館(新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン)するとのアナウンスがありました(2020年7月23日、追記)。

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