21_21 DESIGN SIGHT

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ザ・リッツ・カールトン東京の開業に合わせて倉俣史朗とエットレ・ソットサス展21_21 DESIGN SIGHT を訪ねました。倉俣史朗さん(1934〜1991)とエットレ・ソットサスさん(1917〜2007)には、月刊誌・JAPAN INTERIOR DESIGN(1985年に廃刊)の使い走り時代に出会いデザインの本質を学ばせて貰ったように感じています。因みに、この展示作品の中から一つだけ所有出来るならビギン・ザ・ビギンかなぁ・・・なんて見果てぬ夢を抱きながら会場を後にしました。

僕は人の “エモーション” を沸き立たせるような物作りを一貫して追求してきました。今の世の中を見渡すと、デザインという行為から “エモーション” を感じることがあまりに少なくなっています。デザインは20世紀が生んだ素晴らしい作業の1つだったかもしれません。しかし、20世紀も後半になると、作り手の作家性だけでデザインが成り立ってしまったり、企業買収などを含めたブランドビジネスのほうが、創作行為よりも優先され、物作りがデザインからどんどん離れていってしまっている気がしています。

僕はこうした現状をもう一度デザインで切り崩せないかと考えているんです。それには、テクノロジーとイマジネーションを現代的な解釈のもとで結びつけて発想していくことが不可欠だと思っています。僕はつねに『シンプル』に帰る力を持っていたい。そして過去に捕らわれないで次のことをやりたい。自由にやりましょうよ(三宅一生)。


アーヴィング・ペンと三宅一生  Visual Dialogue
」展(2011)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

企画展:2121年 Futures In-Sight
会 期:2021年12月21日(火)〜2022年5月22日(日)
    10:00〜19:00(入場は18:30まで)
入場料:1,200円(一般)
会 場:21_21 DESIGN SIGHT・ギャラリー 1&2
    東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
    03-3475-2121

21_21 DESIGN SIGHT では、2021年12月21日より「2121年 Futures In-Sight」展を開催します。展覧会ディレクターには、テクノロジーが人類の文化やライフスタイルをいかに変えるのか、その未来を見据えた数多くの書籍や雑誌を手がける編集者の松島倫明を迎えます。英語では優れた視力を 20/20 Vision (Sight) と表現します。私たちの 21_21 DESIGN SIGHT という名称は、さらにその先を見通す場でありたいという「未来」にむけた想いからつけられました。この展覧会が始まる2021年から、ちょうど100年後 — 。私たちの活動の名称と同じ数字を持つ100年後の世界に想いを巡らせるところから、本展の構想は始まりました。

古くから人々は、明日の天気から国の繁栄まで、まだ見ぬ先の世界を捉えるために、さまざまな予言や予測を行ってきました。近年では、情報解析や計測に関するテクノロジーの著しい進歩に伴い、より精緻な予測が可能になっているように感じられるかもしれません。しかし、そもそも「未来」は過去の延長線上にだけ存在するわけではありません。現在、私たちは、世界的なパンデミックを体験し、生活様式やコミュニティのあり方、コミュニケーションの手法などにはじまり、物事の考え方や価値観など、ありとあらゆるものが劇的に変化していく様子を目の当たりにしています。そのことは「未来」がいかに未知なるものであるかを私たちに強く実感させることとなりました。

本展は「Future Compass」(未来の羅針盤)というツールをきっかけに、未来を思い描くだけでなく、現在を生きる私たちの所作や創り出すものに内在する未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに可視化していくことを試みます。身近な存在からまだ見ぬ他者、それらをめぐるさまざまな時間軸へ思いを馳せる中から生まれた未来にまつわる多彩な視座は、会場に集結し、繁茂する草木のごとく複数形の未来を形成していくものとなるでしょう。「未来」を考えるという姿勢自体を示す本展は、現在を生きる私たちとこれからを生きる世代にとって、デザインとともに明日を創造していくための豊かな洞察力(Insight)を養う機会となることを目指します。

ISSEY MIYAKE 青山店(2011)

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