MIU ART BOX

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1990年、アーティストとしての活動拠点をニューヨークに移した美術家・斉藤清光さんから「宇野港アートマップ構想」の一翼を担って貰えないかと提案され、宇野港フェリーターミナルの離島航路棟に展示スペース・MIU ART BOX を開設。斉藤さんの「フーリッシュ・ドローイング・オン・ペーパープレート」が、2004年7月18日のオープニング作品になりました。

山陽新聞玉野圏版で紹介された記事(2004)

自分は、武蔵野美術短期大学などでデザインや工芸を学び、月刊誌・JAPAN INTERIOR DESIGN の編集部に5年ほど在籍した経験があったものの、現代アート作家への伝手もなく、数年間は、作家のご紹介を頼りに展示を重ねました。

宇野港フェリーターミナル・離島航路棟

MIU ART BOX を開設した時、地中美術館の館長だった秋元雄史さんから「センスが良いねぇ! 誰がやっているのかと思ったよ」と声を掛けて貰ったのを励みに活動を続けてきましたが、フェリー会社との代理店契約が終了した事に伴い、2017年4月20日に閉廊となってしまいました。

大西千夏さんのパフォーマンス@MIU ART BOX(2014)

こちらは、MIU ART BOX で行われた大西千夏さんのパフォーマンス「ウサギ と星」 Vol.5 。会場には、角南育代さんの作品・「それを確かめることはできない」が展示されていました 。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

公 演:本日ロードショー(終了)
    食べない女と食べて欲しくない男
    リクリエイテッド版
出 演:大西千夏角ひろみ
日 時:2022年10月14日(金) 19:30〜
        10月15日(土) 13:00〜 17:00〜
入場料:2,000円(前売・全席自由)
会 場:西宮フレンテホール
    西宮市池田町11-1 フレンテ西宮 5F
    0798-32-8660

MIU ART BOX のある待合所にベンチを集めて作ったステージ(2014)

角南さんは、とても現実的な思考の持ち主だと思うのだけど、その悪戯っぽい眼差しから産み出される物語は、時間も空間もワープされた不思議ワールド。観客の熱視線を軽くかわすような、親しみがあるような、そうでもないような。手強いです!

こちらは、アートディレクター・那須孝幸さんの企画で開催した二人展・「ビニール・ホーム ~ 透明な境界の家」展@倉敷市立美術館(主催:MIU ART BOX )。作家さんは、岡部 玄さんとサトウリツコさん。会期中も作品が「変容」し続けて楽しませていただきました。

MIU ART BOX コレクション展@交流拠点施設・uz(2014)

因みに、アイキャッチ画像は、MIU ART BOX が閉廊間近の2016年11月に展示してくださった美術家・高本敦基さんの作品・「Life in the fall _48623」(企画&写真:青地大輔)。因みに、このブログで紹介出来なかったコレクションは、インスタグラム( 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 )などにも少しアップしています。ご高覧いただけたら幸いです。

ギャラリー名の由来になった愛猫・ミュウの昼寝姿@自宅屋上(2014)

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