東京都庭園美術館

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約3年の改修工事を経て、2014年11月にリニューアルオープンした東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)の邸内撮影が特別に許されると聞きつけ、2015年に開催された「建築をみる2015 アール・デコの邸宅美術館 展」に駆けつけました。アイキャッチ画像は、カフェとミュージアムショップを備えている新館のギャラリー前に設けられたホワイエ。三保谷硝子製のガラス壁が美しい。

展覧会:艶めくアール・デコの色彩
    建物公開 2021
会 期:2021年4月24日(土)〜4月11日(日)
    10:00〜18:00
観覧料:1,000円(一般)
会 場:東京都庭園美術館
    東京都港区白金台5-21-9
    03-3443-0201

本展は、1933年に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では、建物の歴史や室内装飾、建築素材や各部のディティールなど、異なったテーマを毎年設けつつ、多様な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。本年、2021年は室内空間を演出する要素の一つである「色」を切り口に、アール・デコの色彩にスポットを当てます。

フランス滞在中、その様式美に魅せられた朝香宮夫妻は、帰国後自邸の建設に当たりアール・デコの精華を積極的に取り入れました。当時の最先端かつ最高級の素材や技法を用いて建てられた旧朝香宮邸には、漆喰天井の白色、漆が塗られた柱の黒色、建具に用いられたメタリックカラー、木材や石材の天然色、多彩なガラスが放つ透明感、そして窓辺から望む庭園の豊かな緑・・・華やぎと落ち着きを兼ね備えたさまざまな色彩が存在し、約90年の時を経てもなお人々を魅了し続けています。

本展では旧朝香宮邸における色彩に改めて注目し、これまで培った調査研究の成果を公開するとともに、建物公開展では恒例となる邸宅空間の再現展示を行い、往時の趣を呼び起こします。また、新館ではアール・デコ期の絵画や書籍等を展示し、その色彩の特長を展観します。皆さまの心に新たな彩りを添えるような機会になることを願い、展覧会を開催いたします。

因みにこの時の宿は、2016年6月に建て替えが決定的になったホテルオークラ東京(現・The Okura Tokyo)の本館を選択しました。エントランスロビーを彩る漆塗りの丸テーブルと布張りのソファは、長大作のデザイン。ご承知だと思いますが、上から眺めると梅の花に見えるように配置されていて、オークションに出されたら手に入れたい逸品。余談ですが、翌朝、同ホテルを住まいにされていた某女性歌手とプールで並泳させて貰った事と、朝食でいただいた伝統メニューのフレンチトーストの美味しさも良き思い出となっています 🤣

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