瀬戸内国際芸術祭

  • ブックマーク

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

第5回 瀬戸内国際芸術祭 2022

会 期:2022年4月14日(木)〜5月18日(水)
    2022年8月5日(金)〜9月4日(日)
    2022年9月29日(木)〜11月6日(日)
会 場:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島
    大島、犬島、沙弥島(春会期)
    本島(秋会期)、高⾒島(秋会期)
    粟島(秋会期)、伊吹島(秋会期)
    高松港周辺、宇野港周辺
主 催:瀬⼾内国際芸術祭実⾏委員会
    香川県高松市サンポート 1-1
    087-813-0853

アイキャッチ画像は、第1回 瀬戸内国際芸術祭の2010年10月17日に開館した豊島美術館。因みに、弊社 HP にベネッセアートサイト直島と瀬戸内国際芸術祭関連のテキストが少々(笑)。

2006年10月にオープンした海の駅なおしま(設計:SANAA)

瀬戸内国際芸術祭は、2007年7月6日に開催された「直島を中心とした環瀬戸内海活性化の取り組みについて」(主催:日本政策投資銀行・四国支店、会場:ホテルクレメント高松)というテーマの講演会で、地中美術館の館長代理・北川フラムさんが明らかにしてくれた構想。

越後妻有 大地の芸術祭は、中山間地域で農業に携わるお年寄りと、都会の芸術家の出会いがテーマ。瀬戸内海には、それに加えて歴史や文化遺産がある。島ごとにテーマを決めて、島民とともに作り上げる芸術祭にしたいと北川フラムさんが語っていました。

まずは、香川の直島、豊島、小豆島、女木島、大島から始め、岡山の犬島も加え、将来的には、広島、愛媛の島々に舞台を広げる。大原美術館イサム・ノグチ庭園美術館丸亀市猪熊弦一郎美術館など近隣の美術館、博物館、大学と連携しながら2010年の開催を目指す。

壊れてしまった日本を再生するには、アートを日常化させ、真の会話が成立する場を作り、受け手を主体化させる装置を作らなければならない。瀬戸内アートネットワーク、直島独立国構想に静かな興奮を覚えました。

「瀬戸内国際芸術祭に向けて 〜瀬戸内宝物探し〜」が、2008年6月13日、高松港のカフェ・umie でありました。参加されていたのは、アート会場に予定されている直島、豊島、小豆島、男木島、女木島の地域代表、広告代理店のマネージャー、作家、建築家、ウェブ・デザイナー、公務員など多士済々の約80名。 越後妻有 大地の芸術祭 2006 のスライド上映後、総合ディレクターに就任された北川フラムさんから瀬戸内国際芸術祭の現状説明、KJ 法によるブレーン・ストーミング&データの発表が行われました。

こちらは、第1回 瀬戸内国際芸術祭(2010)のボランティア・サポーター、岡山こえび隊の打ち上げ会の様子。

三田村管打団?瀬戸内海女@宇野港フェリーターミナル(2013年8月4日)

こちらの動画は、第2回 瀬戸内国際芸術祭(2013)の宇野港会場で、島に渡るお客様を温かくお迎えし、にぎやかに送り出していた出船入船パフォーマンス。

ベネッセハウス

ところで、直島を訪問する人数は、ベネッセハウスが建てられた1992年当時は、年間36,000人程度。家プロジェクトが整備された1998年〜2002年頃も40,000人程度でしたが、地中美術館が開館した2004年からは、直島の認知度も世界的に高まり、瀬戸内国際芸術祭の開催によって「観光地」としても賑わうようになりました。直島町観光協会によると、瀬戸内国際芸術祭のメイン会場である直島への訪問者は、第1回(2010)が、637,376人。第2回(2013)が、705,072人。第3回(2016)が、727,057人。第4回(2019)が、751,309人と回を重ねるごとに増加しています。

こうした訪問者の増加は、「観光地」としては喜ばしい事態なのですが、約3,000名が暮らしている直島にとっては流入過多でしょう。同時に、直島へ向かう訪問者の増加は、宇野港や高松港に滞留を生じさせました。各船会社は、その解消のために臨時便を出しましたが、それによって直島では道路が渋滞し、アート作品の会場への入場や、食事処に行列が出来るなどの混乱が起きました。

ひいては、直島の住民が宇野港や高松港への船便に乗れなかったり、島内を循環しているバスに乗車出来なかったり、訪問者が持ち込むゴミの島内での大量放棄など、直島町や瀬戸内国際芸術祭実行委員会へは不満や苦情が島民から数多く寄せられるようになりました。近年、地中美術館や豊島美術館が完全予約制に移行せざるをえなくなったのも、こうした経緯が要因だったのでしょうか?

ベネッセアートサイト直島のミッションは、「観光地」を作る事ではなく、「地域振興」に軸足を置いていると何度も拝聴しました。今後は、「瀬戸内海版サステナブルツーリズムの確立」をテーマにして、瀬戸内国際芸術祭の会場であり島々を快適に巡ることが出来るツアー制度の拡充を目指すようです。

同様な動きは、宇野港でもあります。宇野港土地(株)が、2013年に瀬戸内温泉たまの湯をオープンさせ、2018年に1日1組限定のグランピングをくじら島に開設し、カタマランヨットによるチャーター事業を立ち上げ、2021年7月1日には、UNO HOTEL が開業予定。地元の魅力を発掘し、完璧なサポートで旅の高揚感を与えて観光客を継続的に獲得する戦略だと思います。

因みに、更なるハイエンドの旅をご所望の方々には、自分も常宿にしているベラビスタ スパ&マリーナ 尾道を拠点に、美食と瀬戸内海の多島美を堪能させてくれるクルーズ客船・ガンツウ(直島や豊島、犬島、小豆島などを周遊するツアーを催行)という選択肢もあります 🤣

ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道からガンツウを臨む(2017)

この記事を書いた人