岡山後楽園

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岡山後楽園は、和歌、能楽、書画を好んだ岡山藩主・池田綱政が、岡山藩郡代・津田永忠に命じて築かせた遠州流回遊式の大庭園。岡山市の中心を流れる旭川の中州にあり、岡山城の後苑として1686年から1700年頃までにほぼ完成。藩政時代には、御茶屋敷とか後園と呼ばれていましたが、1871年に岡山後楽園と改称。1884年に岡山県の所有となり一般に公開されました。後楽園の名称は、先憂後楽(天下を以て己が任となし、天下の憂いに先んじて憂え、天下の楽しみにおくれて楽しむ)という政治家の心がけを述べた中国・北宗の政治家・范仲淹の散文が由来という。延養亭から東面して望む沢の池と唯心山(アイキャッチ画像)や、それらを取り巻く広々とした芝生などが描き出す平明な景観が素晴らしい。

沢の池
延養亭

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催し物:秋の幻想庭園
会 期:2022年11月18日(金)〜11月27日(日)
     17:00〜20:30(入園は20:00まで)
入園料:410円(一般)
会 場:岡山後楽園
    岡山市後楽園1-5
    086-272-1148

岡山後楽園では、賑わいや魅力の創出を図ることを目的として、園内をライトアップする夜間特別開園「秋の幻想庭園」を開催します。

講堂@旧閑谷学校

こちらも津田永忠が備前藩主3代・池田光政に命じられて1670年に建てた庶民教育をした藩校・閑谷学校大原美術館の創設者である大原孫三郎、小説家の柴田錬三郎、詩人の三木露風などの人材を輩出。藩営としては日本最古。敷地を囲んでいる756mに及ぶ石塀は、雑草をも寄せ付けないかまぼこ型の完璧な石組みに目を奪われます。孔子廟前にある一対の楷の木が色づく11月中旬が見学のベストシーズン。

現在の姿が整ったのは、1701年。ケヤキ、桧、クスノキなどの良材に黒漆拭仕上げを施した格調高き建築を誇る国宝・講堂が特に素晴らしいけれど、僕が子供の頃は、周辺に割れた屋根瓦などが散乱していて騒然とした有様だった。ちょっと昔の景色なんてそんなもの。今は、なんでもが妙に整いすぎていて気持ち悪いね(笑)。

林原美術館

岡山後楽園の余韻を楽しむには、闇の中で静かに輝く水晶のような趣の林原美術館(設計:前川國男)がお勧めです。岡山の実業家であり、東洋古美術の熱心な収集家であった林原一郎(1908~61)の蒐集した東洋古美術コレクションと岡山藩主・池田家伝来の品々約1万点を所蔵。刀剣、武具甲胄、絵画書跡、能装束等の染織品、彫漆螺鈿、蒔絵、中国・朝鮮・日本の陶磁、青銅器、金工などをテーマごとに順次公開している。

福岡一文字の銘・吉房(国宝)などの刀剣や能装束・芦水禽文縫箔、洛中洛外図屏風(重文)などは必見。明治維新後は池田家の事務所となっていたが、先の大戦で長屋門と土蔵および、その中の伝来品を残して焼失。これらをすべて林原一郎が引き受け、美術館を建設することを念願としたが、志半ばして逝去。遺族や知人によって1964年に造られたのが岡山美術館(現・林原美術館)です。世のため人のためと美辞麗句を並べ、その実つじつま合わせに終始し、私的幻想を振りまいている現代社会にあって、そっと黙示的記号をばら播いています。

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展覧会:令和の名刀・名工展
会 期:2022年9月30日(金)〜11月27日(日)
     10:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:800円(一般)
会 場:林原美術館
    岡山市北区丸の内2-7-15
    086-223-1733

各刀剣団体が協力し、令和元年に開催された「平成の名刀・名工展」から発展した本展は、作刀だけでなく、刀身彫・彫金・研磨・白鞘・刀装(拵・拵下地・鞘塗)・柄前・白銀といった刀剣製作に必須の8部門すべてで最近作を全国から公募し、新しい時代の刀剣界を牽引する現代の名工を選出し、未来へ伝える名刀を展覧いたします。同会期で、備前長船刀剣博物館と2会場に作品を分けて開催いたします。令和の名工達の技の競演をお楽しみください。

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