岡山禁酒会館

  • ブックマーク

岡山禁酒会館は、1923年、禁酒運動の拠点として誕生し、1945年の空襲による焼失からも免れた貴重な建築物。3階建ての洋風建築に2階建ての和風建築が取り付いた和洋折衷スタイルが近代建築の谷間にあって愛らしい。2002年9月、国の登録有形文化財に指定。

戦前まで1階に洒落たレストラン、2階に集会所、3階の屋根裏部屋に和式の宿泊室(7室)があったそうです。戦後は、聖書 BOOKS、クラシック・レコード専門店などが入居。2002年、財団法人・岡山禁酒会館からの要請を受けた NPO法人・Meats がリニューアルさせた。現在、1階にカフェ、雑貨店、イベント・スペースが稼働中。

クリスチャンで禁酒家だった綱島長次郎(母方の祖母の叔父)は、東京帝国大学・法学部を卒業後、2年間アメリカに留学。帰国後は中備銀行(1924年頃、大不況で倒産)や幼稚園を経営していた資産家。キリスト教伝道にも熱心で、禁酒会館の建設にも尽力したようです(祖母の自伝より)。

先日、禁酒会館内に資料室ができたというので訪ねてきました。設立趣意書など興味深い資料が多くあり、綱島長次郎が初代の理事長を務めていたことなどが確認できましたが、資料室では彼の顔写真を捜索中とのこと。財団から綱島家の本家にその件を問い合わせたことがあるようですが、何故か返事がなかったようです。

そうした経緯もあり、母に綱島家の写真を見せて貰った。「この中に長次郎さんが居るはずなのだけれど、名前が書いてないから解らないわねぇ。今度、本家に尋ねておくから」とのことでしたが、昨日、綱島雅之さんから家系図と写真の名前一覧表がファックスされてきた。併せて、長次郎さんの孫に当たる路正さん(財団の理事)が東京に居られることも知りました(2005年1月11日、追記)。

あがた森魚&田中 泯の公演(2007)

こちらは、岡山禁酒会館で開催されたあがた森魚田中 泯の公演。唸りともつかない歌で神に祈りを捧げた遠い祖先の「太古の記憶」に憧憬を抱くような、ひっそりとした夜になりました。パートナーは、泯さんが休憩室から降りて来たところを捉えてサインをゲット。体熱を数cm の距離で感じられたと興奮しておりました(笑)。

2015年3月、岡山禁酒会館の隣りのビルが解体され、会館の南面と岡山城・西丸西手櫓が見えるようになったと聞き近影を撮影してきました(アイキャッチ画像)。

演 劇:岡山演劇集団サライ(終了)
演 目:お伽草子・カチカチ山 純真編
原 作:太宰 治
日 時:2020年11月7日(土) 16:00〜 19:00〜
          8日(日) 11:00〜 15:00〜
入場料:2,000円(前売)
定 員:60名
会 場:岡山禁酒会館・中庭野外ステージ
    岡山市丸の内1-1-15
    090-7373-1509
    

この記事を書いた人