岡山禁酒会館

  • ブックマーク

岡山禁酒会館は、大正12年(1923)、禁酒運動の拠点として誕生し、昭和20年の空襲による焼失からも免れた貴重な大正建築。3階建ての洋風建築に2階建ての和風建築が取り付いた和洋折衷スタイルが近代建築の谷間にあって愛らしい。

戦前まで1階に洒落たレストラン、2階に集会所、3階の屋根裏部屋に和式の宿泊室(7室)があったそうです。戦後は、聖書BOOKS、クラシック・レコード専門店などが入居。平成14年(2002)、財団法人・岡山禁酒会館からの要請を受けたNPO法人・Meats(ミーツ)がリニューアルさせた。現在、1階にカフェ、雑貨店、イベント・スペースが稼働中。

あがた森魚&田中 泯の公演@岡山禁酒会館

クリスチャンで禁酒家だった綱島長次郎(母方の祖母の叔父)は、東京帝国大学・法学部を卒業後、2年間アメリカに留学。帰国後は中備銀行(大正13年頃の大不況で倒産)や幼稚園を経営していた資産家。キリスト教伝道にも熱心で、禁酒会館の建設にもたいそう尽力したようです(祖母の自伝より)。

先日、禁酒会館内に資料室ができたというので訪ねてきました。設立趣意書など興味深い資料が多くあり、綱島長次郎が初代の理事長を務めていたことなどが確認できましたが、資料室では彼の顔写真を捜索中とのこと。財団から綱島家の本家にその件を問い合わせたことがあるようですが、何故か返事がなかったようです。そうした事もあり、元旦に実家に帰った際、母に綱島家の写真を見せて貰った。「この中に長次郎さんが居るはずなのだけれど、名前が書いてないから解らないわねぇ。今度、本家の従姉妹に尋ねておくから」とのことでしたが、昨日、綱島雅之さんから家系図と写真の名前一覧表がファックスされてきた。併せて、長次郎さんの孫に当たる路正さん(財団の理事)が東京に居られることも知りました(2005年1月11日、追記)。

岡山禁酒会館の隣りのビルが解体され、会館の南面と岡山城・西丸西手櫓が見えるようになったと聞き近影を撮影してきました(画像・2015年3月18日、追記)。

この記事を書いた人