旧野崎家住宅

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野崎家は、製塩業と新田開発で財を成した野崎武左衛門がその気宇に合わせて天保から嘉永年間に次々に築いていった民家です。

敷地面積約3,000坪・建物延床面積1,000坪近くあります。長屋門を入ると、濃い緑を背景とした本瓦葺の主屋群が軒を連ねて美しく、これに並んで威風堂々と軒を連ねる土蔵群があります。

中門を入ると表書院の前庭となりますが、庭園は枯山水で、児島の豊富な石材を生かして石組に幽玄の風情を表現しています。

表書院

庭には、各種の常緑樹が林立し、茶室を結ぶ露地の傍らには、三尊石や陰陽石が点在し、設立者の美意識が遺憾なく発揮されています。総じて建物と庭園がこれほど創建のままに保存されているところは稀であり、山陽道の代表的民家と言えるでしょう。

土蔵群

昭和52年に岡山県指定史跡となり、平成7年に博物館登録され、平成18年に国の重要文化財(建造物)に指定されました。平成23年に岡山県の博物館として初の公益財団法人に認定されました(旧野崎家住宅のパンフレットより転載)。

梅雨の晴れ間を狙って、30数年振りに訪ねた同家では、新しいパンフレット用の撮影が行われていました。近隣(児島ジーンズストリート)には、ピンクのステッチと腰裏ヨーク部にあしらった藍染めの生地がお洒落で、長年愛用している桃太郎ジーンズの本店や、古道具店・ウームブロカントがあり散策も楽しめます。

企画展:むかしのキカイな道具展
会 期:2020年6月25日(木)〜9月6日(日)
    9:00〜16:30
入館料:500円(一般)
会 場:野崎家塩業歴史館(旧野崎家住宅)
    岡山県倉敷市児島味野1-11-19
    086-472-2001

江戸時代が終わってから約150年。この間に私たちの生活様式は大きく変わり、便利になりました。しかし、これらの道具は、昔からこんなに便利だったわけではありません。私たちの暮らしにあわせて様々な進歩をとげてきたものです。今回の企画展では、江戸時代からの生活道具が、そのまま現在に伝わっている野﨑家(当館)で、江戸時代の調度品・明治の驚きの舶来品・昭和の懐かしい道具などあわせて約150点の奇怪で器械な道具を紹介します。

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