金峯山寺

  • ブックマーク

金峯山寺は、白鳳年間の7世紀後半、役行者(役小角)が吉野山から山上ヶ岳を経て大峰山にいたる山々・金峯山に修行に入り、煩悩を打ち伏せる修験道の本尊・金剛蔵王大権現を感得、その姿を桜に刻んで主峰の山上ケ岳(山岳信仰の対象として金御嶽と呼ばれ、清浄な山として敬われてきた)に祭祀したのが開創と伝えられている。しかし、現実的には密教などと絡み合って、次第にその性格が形作られてきたという説明の方が納得がゆく。

仁王門(国宝)をくぐると本堂・蔵王堂(国宝)が堂々たる存在感をもって待ちかまえている。現在の建物は、1455年の再建。重層入母屋造り、檜皮葺き。規模は、東大寺の大仏殿に次ぐ。内部は、杉・桧・松などを自然木のまま柱68本が林立していて豪壮です。内陣には、悪魔降伏の姿を現わした国の重要文化財でもある本尊・金剛蔵王大権現(アイキャッチ画像)が安置されています。実は、古くからの友人で大峯奥駈道の宿坊支配人に何度か吉野を案内をして貰っているのだけど、未だこの本尊の拝観は叶っていません 😅

蔵王堂

因みに2010年11月末日、桜井市の談山神社を参拝し、レンタカーで多武峰から洞川温泉の宿へ移動の際、カーナビが県道48号洞川下市線を推奨ルート(国道309号経由が正しい)と示したため、狭く寂しい山道を抜ける羽目になった経験があります。当初は、紅葉の美しさに歓声を上げていたパートナーも落ち葉が大量に降り積もり、滑り落ちたら奈落の底で、ガードレールも少なく、離合不可能な道に次第に声が出なくなり、助手席で悲鳴を上げる始末。

そして、ヘッドライトが「小南トンネル」を照らし出した時には、一瞬フリーズ状態に。お世話になった洞川温泉・光緑園西清の女将さんの話では、僕らのような「犠牲者」は結構多いそうです・・・参考サイト(動画)。翌日、初雪を観測! この山道、12月10日以降は、通行禁止になると後に知りました 😅

小南トンネル

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

名品展:金峯山寺仁王門
    金剛力士立像
会 期:2021年2月23日(火・祝)〜2028年度頃まで
    8:30〜16:00
入場料:700円(一般)
会 場:奈良国立博物館・なら仏像館
    奈良市登大路町50番地
    050-5542-8600(ハローダイヤル)

奈良県吉野町に位置する金峯山寺の重要文化財・木造金剛力士立像2軀を名品展にて特別公開します。この金剛力士像は、仁王門(国宝)に安置される像高5メートルに達する巨像で、彫刻部門の指定品の中では東大寺南大門像に次いで2番目に大きい像です。像内の銘文より南北朝時代の1338年から翌年にかけて南都大仏師・康成によって造られたことが解っています。同像は、2019年の夏に仁王門修理のために搬出され、当館の文化財保存修理所へと移動し保存修理が進められていました。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

行 事:仁王門大修理勧進
    秘仏ご本尊特別御開帳
会 期:2022年11月1日(金)〜11月30日(水)
    8:30〜16:00
拝観料:1,600円(一般)
会 場:金峯山寺・蔵王堂
    奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
    0746-32-8371

仁王門(国宝)は、寺内で現存する最古の建造物で延元3年(1338)頃の再建とされます。南北朝動乱の際、高師直が吉野山に攻め入りましたが、消失を免れたと伝わります。平成16年には、ユネスコの世界文化遺産・「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成物の一つとして指定されました。

仁王門は、明治時代の解体修理後2度の修理を施して来ましたが、この度の大修理を発願いたしました。仁王門の大修理勧進のために本堂・蔵王堂(国宝)の日本最大秘仏・ご本尊金剛蔵王大権現3体(重要文化財)を毎年一定期間に特別ご開帳いたします。普段は、蔵王堂内陣の奥深くに安置されている秘仏・ご本尊と、ご縁をもっていただけますよう、ご案内申し上げます。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

企画展:MIND TRAIL
    奥大和 心のなかの美術館
会 期:2022年9月17日(土)〜11月13日(日)
入場料:無料
会 場:奈良県 吉野町、天川村、曽爾村

MIND TRAIL は、2020年、コロナ禍で始まりました。作品を通して奥大和の雄大な自然を体感するために、最長5時間かけて歩く芸術祭を開催し、当時大きな打撃をうけていた奥大和の観光に一石を投じることができました。

過去2年間に参加したアーティストたちは会期終了後も地域の皆さんとさらなる交流を深め、会場となったエリアではMIND TRAILや来場者を含めてサポートする体制が新たに生まれようとしています。これはMIND TRAILが人との会話、自分との会話、環境との会話、地域との会話など、対話することから派生している現象です。

2022年の MIND TRAIL は、この2年間で多くの方との対話から生まれた繋がりを改めて考えるために、テーマを “Conversation(対話)” として開催いたします。奥大和で様々な連携が起こり、 言葉・声・心の声など多くの対話が生まれるような新しい試みを行っていきたいと考えています。

MIND TRAIL の役割が、大きく変わろうとしています。観光誘致、観光資源の再発見のためだけではなく、奥大和という地域をデザインするケースの一つとしても、多くの方々に体験していただければと思います。そしてこれまでと変わらず、素晴らしいアーティストたちの作品、地域の方々とのかけがえのない交流、膨大なエネルギーを孕んだ奥大和の大自然と地域の皆さんがもつ叡智に、訪れた方は必ずパワーを得られることでしょう。

この記事を書いた人