Junko Fukutake Terrace

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アイキャッチ画像は、岡山大学・津島キャンパスにある Junko Fukutake Terrace 。建築設計は、鹿田キャンパスにある Junko Fukutake Hall と同じく SANAA(妹島和世 + 西沢立衛)で2014年10月18日に誕生。いずれも福武教育文化振興財団の理事長だった福武純子さん(1947〜2017)からの寄贈。テラス内の J テラスカフェの運営は、Cafe × ATELIER Z が担当されています 🤣

Junko Fukutake Terrace(2015)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

催し物:Okadai ファーム・マーケット in J-Terrace(終了)
日 時:2022年3月30日(水)
    10:30〜11:30
会 場:Junko Fukutake Terrace
    岡山市北区津島中1-1-1
    086-253-0567

岡山大学農学部附属山陽圏フィールド科学センター(086-251-8392)で生産した農産物の販売を行います。どなたでもご参加いただけます。収穫したばかりの野菜や果物が持つ本来の味をお楽しみください。

当日は、Jテラスのベランダ部分(屋外)で販売を行いますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用、手指消毒等についてご協力をお願いいたします。

雨天の場合は、農学部1号館玄関にて実施。レジ袋は有料となっております。マイバッグ持参へのご協力をお願いします。

Junko Fukutake Hall(2013)

旅行ガイドブックなどで情報を集め、多額の費用を費やして訪ねた幾つもの観光地。手元に残っている写真には、その時の楽しい時間が刻まれているはずなのですが、時を経るとその時々の記憶が薄れてしまっている。こうした寂しい現象は、老化によるものなのかと歯痒く思っていたのですが、グラフィックデザイナー・磯田尚男さんのテキストに出会ってガッテンした次第(笑)。

表現力は身につけたいが、どうにも思うにまかせぬという人も多いことだろう。おそらく、次の理由によるものがいちばん多いと思う。一つは、イメージがよく浮かばない。良くも悪くもこれしか出ない。またはイメージが漠然としているという状態。確かにこれでは表現は腰が弱く、観念的になる。

第二は、イメージはある。これならいけると思う。しかし、それが頭を出発して腕を通って指先まできて、それから先がいうことをきかない場合である。最初のは、イメージのもとになる材料の仕入れが足りないのであり、また、仕入れても確認作業を怠っているのである。二番目は、まちがいなく技術不足である。

この二つを解決する道は、実は一つである。 “描くこと” これである。ここでいう描くとは、風景画や人物画などの作品をつくるという意味ではない。目についたもの、気になったもの、身の周りにある品物などを、何でも描きとめるという意味である。記録をとるように、メモをとるように描く、そういう特別訓練のことである。描く目的は確認のためである。漠然と描いていたら時間と紙の浪費でしかない。上手に描こうなどということも全く余計な考えだ。

何が、どうなっているかを、ためつすがめつ調べながらきちんと描きとめる。こういう作業をたくさんやる。毎日必ずやる。時間はかかる。丹念にやるほど時間がかかる。しかし、その分だけ自分の内部にたくさんの事柄や、見たものが深く刻まれる。ただ見ているだけではいつか記憶が薄れていく。描けばけっして忘れない。ディテールまでがしっかりと頭に入る。

それでも忘れるとしたら、きちんと描いていないからだ。これを繰り返していると、やがて思い浮かべるイメージがしっかりした映像を結ぶようになり、量が増え、連想もまた広がっていく。しかも、これだけ描き続けているのだから、技術が進まぬはずがないのである。何事によらず、蓄えなければ力にはならず、また自信もついてこない。

グラフィックデザイナー・磯田尚男

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