丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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雑然とした駅前の「掃き溜めに鶴」と言ったら怒られそうですが、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、常設も企画も素晴らしい。猪熊弦一郎さんが美術館正面の大壁画用(アイキャッチ画像)に用意した原画には、全面に色々な絵が描かれていたそうです。それを建築家・谷口吉生さんが遊びの余白が欲しくなって、ホワイト・インクで消したとのこと。館長室には、猪熊さん直筆の「美術館は心の病院」という額が飾られています。

館内のカフェ MIMOCA(2020年6月2日から「まちのシューレ963」 が運営)も素敵な空間ですが、近年、そこから見上げる空に「異物」が侵入したのが悔しい限り(涙)。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

企画展:猪熊弦一郎回顧展
    美しいとは何か
会 期:2022年4月2日(土)〜7月3日(日)
    10:00〜18:00
観覧料:950円(一般)
会 場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
    香川県丸亀市浜町80-1
    0877-24-7755

「美を意識するいいレシーバーを持っていると あらゆるものが幸福になってきますよ」(猪熊弦一郎)。昨年、当美術館は開館30周年を迎えました。そして今年は、猪熊弦一郎(1902〜1993)の生誕120周年にあたります。この節目にあらためて猪熊の画業を回顧します。

猪熊弦一郎は、およそ70年の画業を通じ、一貫して「美」の表現を追求しました。先人の偉業に学び、身近な自然や生活のなかにたくさんの美しいものを発見して、それらがなぜ美しいのか考え、研究し、何枚も何枚も絵を描いて、新しい美の創造に挑み続けました。本展は、猪熊が作品として生み出した多様な美と、美への思いを紹介するものです。作品とともに、「色」「形」「単純化」「バランス」といったキーワードや、猪熊が美について述べた言葉などを掲示し、美の探究の軌跡をたどります。

美はどこにでもある、と猪熊は言います。心の窓を開くことで新しい美しさが見えるようになる、とも述べています。本展がきっかけとなって一人一人が自分にとっての「美しいとは何か」を考え、日々身辺に美を発見し生活が彩られることになれば幸いです。

永楽亭

こちらは、美術館から徒歩20分の食事処・永楽亭。焼き物、揚げ物、煮物、蒸し物、炒め物など料理の調理方法は数々ありますが、いつも「幸せ感」を感じられるのは、懐石の椀盛です。特に、ここの真薯(しんじょ)には、温泉に首まで浸かった時の至福感とも相通じるものがありました。お勧めです。

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