深邃(しんすい)

  • ブックマーク

第6回 犬島時間で出会い、MIU ART BOX(2017年4月20日、閉廊)での展示も叶えていただいた版画家・小野耕石さん(画像右)の作品・深邃(版画・H42cm × W42cm)。2012年の個展@Satellite にて購入。数十から百回ほど刷り積み上げた版のインク部分だけを削ぎ取り移植(削柱移植)しています。遊び心もサービス精神もたっぷり持ち合わせた作家さん。参考価格:200,000円。


個 展:小野耕石・作品展(終了)
    放たれた舟
会 期:2019年10月12日(土)~10月27日(日)
    10:00〜18:00
会 場:勝山文化往来館ひしお
    岡山県真庭市勝山162-3
    00867-44-5880

2018年7月、西日本豪雨によって地元岡山に大きな被害が出た。高校3年間を総社市で過ごした僕は、千葉県のアトリエでこのニュースを知り愕然となった。藝術に何かができると勘違いをしたことはないが、何やら重い思いのようなものが生じている。僕の今まで作ってきた作品群は、新しい発想を生み出し、既成概念を打ち破っていこうと意気揚々と取り組んできた。しかし作品を作り上げるときの潜在意識の中に、総社市、真備町の田園風景が色濃く沈殿していることを、なんと最近気づいたのである。そして今回、展覧会を開催するにあたり、水害時の真庭市で死んだ雄鹿の頭骨を預かっている。その頭骨を使い新作「Inducer.10 ‐舟‐」を制作中である。顎のない頭骨を上下さかさまにし、頭部を舟に、角を櫂(オール)に見立て「波絵」と合わせ展示します。固定観念を横切る「舟」。その舟のある位置は今しか確認できない。

個展など

2019 二人展・The ENGINE 遊動される脳ミソ(セゾン現代美術館・北佐久郡)
     個展(養清堂画廊・東京都中央区)
2018 個展・Hundred Layers of Colors(養清堂画廊・東京都中央区)
2017 個展(アートフロント・ギャラリー・渋谷区)
     個展(養清堂ギャラリー・東京都中央区)
     個展・波絵(東京パブリッシングハウス・港区)
     個展・Inducer(ギャラリーあしやシューレ・芦屋市)
2016 個展・垂直は明るく、水平は光(セゾンアートギャラリー・渋谷区)
     個展・垂直は明るく、水平は光(養清堂画廊・東京都中央区)
     個展(代官山 蔦屋書店・ラウンジ Anjin・渋谷区)
2015 個展・版表現を切り開く者(ギャラリーあしやシューレ・芦屋市)
2014 個展・cultivate the boulder Ⅲ(ALC Gallery・横浜市)
     グループ展・版画系(文房堂ギャラリー・神保町)
     グループ展・王道か 異端か(養清堂画廊・東京都中央区)
     グループ展(Kala gallery・サンフランシスコ)
2013 個展・Multiples(アートフロント・ギャラリー・代官山)
     個展・小野耕石展(養清堂画廊・東京都中央区)
     グループ展・犬島時間(犬島・岡山市)
     TIEAF2013 東京国際環境アートフォーラム(韓国文化院・四谷)
     グループ展(Bates College Museum of Art・ルーイストン)
     グループ展・犬島時間(瀬戸内市立美術館・瀬戸内市)
     グループ展・TAKASHIMA Artist in Residence(長崎県高島町)
2012 個展・深邃(Satellite・岡山市)
2010 個展・泳ぐ深閑‐映発(奈義町現代美術館ギャラリー・奈義町)
     企画展・アートの今(岡山県天神山文化プラザ・岡山市)
2009 個展・古き頃、月は水面の色を変えた発(資生堂ギャラリー・銀座)
     企画展・アートの今・岡山(岡山県天神山文化プラザ・岡山市)
     企画展・空は晴れているけど(ミュゼ浜口陽三・水天宮前)

この記事を書いた人