倉敷民藝館

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民藝運動に人生を捧げた柳宗悦の弟子・外村吉之介は、建物全体が工芸品と称えられる倉敷民藝館を残してくれました。多くの作家のインスピレーションを刺激した約1万5千点の蒐集品には誰もが感激することでしょう。

2階の格子窓から臨む民家の佇まいも見事で、昭和25年(1950)に来館した詩人・エドマンド・ブランデンは、日本で見た最高の眺めと褒めていますし、建築家・ヴァルター・グロピウスも、昭和29年(1954)に来館した際に、創造の規範となる仕事の宝庫との賛辞を与えています。

それなのに、倉敷を訪れる観光客は、大原美術館は立派だけど、土瓶や茶碗や篭などが並んでいる倉敷民藝館は、入館料を払うに値しない処だと思っている人が多いようで、入り口を一瞥しただけで通り過ぎる・・・勿体ない(笑)。

柚木沙弥郎展@岡山県立美術館(2008)

企画展:心おどる型染の世界
会 期:2020年3月10日(火)~11月15日(日)
    9:00〜17:00
入館料:700円(一般)
会 場:倉敷民藝館
    倉敷市中央1-4-11
    086-422-1637

型染とは、紙型や木型を用いて布や紙に模様を染める染色の方法の一つです。 型を用いて染めることで反復して模様が付けられることや、手作りでありながら量産が可能という特徴があります。


倉敷本染手織研究所を立ち上げ、自らも糸を染め織りの仕事をした初代館長 外村吉之介等を 中心に収集された館蔵品の中でも、型染の染色品は色彩豊かな特徴があることや、季節を表す楽しい 題材が豊富である点に着目し、このたび型染展開催の運びとなりました。


出品作品は、沖縄の紅型、岡山県熊野の型染布団皮、インドの染布、のれん(芹沢銈介)、 染布(柚木沙弥郎)、帯地(四本貴資)、屏風(岡村吉右衛門)、掛軸(渡辺禎雄)、型染絵(内田皓夫)、 染絵(三代沢元寿)など倉敷民藝館所蔵の工芸品 約150点を3部屋にて展観いたします。お楽しみ頂けますと幸いです。

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