アンクル岩根さん

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アイキャッチ画像の中央は、取材&収録中のアンクル岩根さん。左は、敬愛するエスプリ・ヌーボー ギャラリーの池田靖嗣さん。岩根さんには、宇野港フェリーターミナルにあったミニギャラリー・MIU ART BOX(2004〜2017)を取材していただいた縁もあり、改めて当ブログにもご登場していただいた次第。

今春、山陽放送テレビ(RSK)の制作部を定年退職され、新たに RSKラジオの「アンクル岩根のおもしろラジオ講座」や、 Oni ビジョンの「アンクル岩根のギャラリー情報」などのパーソナリティとして再始動されたとのこと。近年、アンクル岩根のギャラリーをオープン。そして、池田さんは、ギャラリーの運営と並行してパブリックアートを蘇生する会や池田美術事務所の主宰者として、さまざまなアート・イベントのプロデュース役をこなされている。お二人は、僕にとってアートの心強いナビゲーター。今後とも、ご指導を賜れればと願っています。

個 展:草間喆雄・作品展(終了)
    Small and Medium Art Work
会 期:2021年9月29日(水)〜10月16日(土)
    12:00〜19:00
会 場:エスプリ・ヌーボー ギャラリー
    岡山市北区表町2-3-62 2F
    086-225-9889

関連企画:草間喆雄・美しき色彩のコンポジション
会 期:2021年10月1日(金)〜11月3日(水・祝)
観覧料:350円(一般)
会 場:岡山県立美術館
    岡山市北区天神町8-48
    086-225-4800

アンクル岩根のギャラリー

個 展:魚谷 洋(絵画)・作品展
    スイスの民家
会 期:2021年11月6日(土)〜11月14日(日)
    11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会 場:アンクル岩根のギャラリー
    岡山市北区中山下1-5-38 カタヤマビル1F
    090-2864-4852

こちらは、北川フラムさん(アートフロントギャラリー)の愛読書だと聞いて借りてきた木村尚三郎さんの著書・「耕す文化」の時代。内容としては、都会の若者や退職したサラリーマンが「地方」や「農耕」を拠り所にしようとしている現状を、自分たちが暮らす土地を改めて愛し、家族を大切にしたいという指向と捉え、それを蒸留酒と醸造酒の性格、イギリスやドイツとフランスやイタリアの国民性、プロテスタントとカトリックの宗教観の違いなどを象徴的に対比させつつ、近代工業社会がもたらした拝金主義が個々人を孤独に向かわせた反動だろうとし、現代日本人が必要とすべきもの、幸せに生きて行くには、何が必要不可欠なのかを爽やかな口調で提示している。

確かに、本書で紹介されている成功例や活動例、提案などの論旨は、耳には心地よい。しかし、現実世界には、コミュニティに根ざした良い行いをする人々ばかりが暮らしている訳ではなく、こうした性善説に基づくユートピア論は、読者個人としては勇気づけられるかもしれないが、現実に行動した場合に様々な障害に直面しするだろうから、余計なお世話かもしれないが、面食らって落胆しない柔軟な心を備えておかなければならないと付け加えておくべきかもしれない。

因みに、成功例というのは元々希有なものであり、それらさえ歩みを停めて手をこまねいていてれば、確実に衰退&破綻することを肝に銘じなければならない。本書で褒めちぎっていたフランスの高速増殖炉・スーパーフェニックスが1998年に閉鎖されたり、ミニテルがインターネットに統合された事からもそれは明白なのかなと。そうした気になる文脈もありましたが、国内外から現代アートの聖地・直島を目指す年間数十万人もの観光客や宇野港に寄港する船乗りたちと交流する機会のあるこの舞台で、暮らしに必要な収益も図る手段などを夢想する楽しみもあり有益でした。ご一読をお勧めします 🤣

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