はくおう

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アイキャッチ画像は、2018年7月31日、宇野港大型客船バースに入港した貨客船・はくおう。流麗な船体に魅了されました。

防衛省新日本海フェリーすずらん(初代)をチャーターして、「はくおう」と改名。今回は、平成30年7月豪雨で被災した人たちの支援船として岡山県に派遣されました。宇野港での宿泊支援(1泊2食)利用者は、2018年8月3日〜8月13日で、のべ311名。前港の尾道糸崎港での入浴支援利用者は、2018年7月15日~7月28日で、のべ5,122名との発表がありました。弊社は、同船が宇野港に停泊中の乗組員と被災者の方々が使用する飲料水の提供に従事させていただきました。

2020年2月6日、新型コロナ感染者の対策として横浜港へ派遣。自衛隊員の活動拠点・宿泊場所として活用し、クルーズ船・ダイヤモンドプリンセスの乗船者への食事運搬などの生活支援拠点になりました。母港は、株式会社 JMU アムテックがある兵庫県の相生港です 🤣

はくおう@宇野港大型客船バース(2018)

船 名:はくおう
船 主:高速マリン・トランスポート(株)
トン数:17,345トン
全 長:199.5メートル
全 幅:25.0メートル
客室数:94室
造船所:石川島播磨重工業(株)東京第1工場(現・IHI
就 航:1996年6月11日

ぱしふぃっくびいなす@宇野港(2019)

ところで、船の大きさを表す単位・トン数には、容積に基づくトン数と重量に基づくトン数という考え方があり、容積トンには、総トン数(Gross tonnage)と純トン数(Net tonnage)があり、入出港で岸壁などの港湾施設を利用する際には、純トン数で申告するそうです。

たとえば、宇野港にも寄港する客船・ぱしふぃっくびいなすの総トン数は、26,594トンですが、純トン数では 7,978トン。結果、係船料や入港料などの算定基準となる数値が小さくなり、船舶運航者が支払う費用が安くなるというマジック(笑)。船籍をタックス・ヘイブンであるパナマなどに置く租税回避行為と同様に門外漢には腑に落ちない話なのですが、海に限らず、国際的なルールって複雑怪奇な力学が働いているのでしょうね。

因みに、このような大型の船舶が港湾に接岸、停泊する際には、タグボートの費用の他に、綱取り放し料、繋船料や入港料も発生します。宇野港では、5,000トン級の船舶が入港すると、約35,000円の繋船料と約12,000円の入港料が発生します。ご参考まで 😅

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