フライヤー・ラック

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2010年11月から2017年5月まで、現代アートの聖地・直島に向かう観光客をターゲットに、宇野港フェリーターミナル・離島航路棟に設置したフライヤー・ラック。デザイン&制作を委ねたのは、造形作家の佐藤史仁さん

主な材料は、フラッシュ合板の構造体に手折りした段ボール巻き付けた棚側板。表面は、透明アクリル樹脂を4回重ね塗りして摩耗への強度を持たせています。正面の透明ガラスは、曲げ加工した鉄板で上下から挟み込むように固定。1つのラックは、5段構成で1段に約200枚を格納可能。今回は、6組の構成で30アイテムに対応。フライヤーの図柄を損なわせず、さらに手に取りやすい。A4サイズのフライヤーも四つ折りにすれば収まります。更に、床面から浮かせているので掃除の邪魔になりません 。そこはかとなく控え目に存在すべき立場の什器ですが、このフライヤー・ラックは、類い希な造形力で「作品」としても十分に見応えがありました。

宇野港フェリーターミナル・離島航路棟のロビー(2010)

因みに、佐藤さんには、2010年1月の MIU ART BOX(2004〜2017)へ作品を寄せて貰ったり、直島銭湯・ I❤湯の目の前で暮らす知人宅に防御アート・マネーバードを設置していただいたり、「うのずくり」の交流拠点・uz のリフォーム、自邸のコンクリート打放し外壁の爆裂を修理して貰うなど、何かと頼りにしています。

マネーバード(2010)
自邸外壁修理(2018)

こちらは、玉野市のギャラリー・サンコアで購入した佐藤史仁さんの作品・ウサギ(FRP)。「毒ガスの島」・大久野島に生息するウサギがモデルで、片方の耳が短かくて全身にタトゥー のような文様が描かれ少し怖い。

余談ですが、弊社スタッフが、近所のペットショップで働いていた頃の話・・・2人の外国人が来店してウサギを抱えて、「これが良いね。絞めて解体してくれ」と言われたので、咄嗟に奪い返したという・・・日本でも江戸時代には、ウサギ=鵜(う)(鷺)と呼び替えて鳥類に見立てて(ご丁寧に、羽という数え方もした)盛んに食べていたそうですね 😅

佐藤史仁さんの履歴

2003 バージニア・コモンウェルス大学院・立体芸術科修了
2001 コーコラン美術大学・芸術学部修了

個展など

2007 野外公開制作・展示(石山公園)
     企画展・swelling egoism(岡山県天神山文化プラザ
2005 Jeans Factory Contemporary Art Award 優秀賞
2003 more fresh meet(Kim foster Gallery)
     Tractor Pull 2(Pittsburgh)
2002 Subtle Intervention(The Fayerweather Gallery)
     Crackpot(Richmond Center for Contemporary Art)
2001 Academy 2001(Conner Contemporary Art)
     Futur Skulpture(Mclean Project for Art)
     Tractor Pull(The Hewlett Gallery)
     Response(The Johnson Center Gallery)

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