ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道

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人は誰でも生きるには、1日に最低4回は抱きしめられるべきです。すこやかな心のためには、出来れば8回。元気でいるためには、12回。ドラッグよりハグ!(出典不明・笑)。沼隈半島の眺洋山山腹に建てられたホテル棟やリボンチャペル(設計:中村拓志)から向島や百島が浮かぶ美しい海を一望できるベラビスタ スパ&マリーナ 尾道は、それをホスピタリティで実現していました。ありがとう! アイキャッチ画像は、客室のベッドで出迎えてくれる愛らしいデニム製のテディベア。

客室からリボンチャペルを臨む(2016)

因みに、セレブも利用するこのようなラグジュアリーなホテルでは、当日のスタッフにその旨が伝えられ、接し方を情報共有するようですね。香川県の某ホテルに勤めている友人から、「貴方と同じ名前がリストにあったので、もしやと思って」との連絡を貰って、そのような事情を知ったとさ(笑)。

このホテルでは、チェックイン後には、真っ先に大好きなスパに直行。春の涼風に迎えられた際の露天風呂では、眼前に広がる瀬戸内海の景色とウグイスの恋の囁きとのシンクロに陶然となりました。そして、今回も一番の楽しみは、鮨 双忘での夕餉。ご主人のおまかせに身を任せているだけで、屋号の通り浮き世を忘れるほどの濃密な時間を過ごせます。因みに翌日の朝食は、パートナーが洋食を要望するのでいつもメインダイニング・エレテギアを使っていますが、機会があれば和食の瀬戸内 双忘も利用したいと祈念しています。

因みに、ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道の近隣には、尾道市立美術館神勝禅寺アートベース百島ふくやま美術館鞆の浦など、周遊スポットにも事欠かない。

ART BASE 百島(2014)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

ツアー:豪華チャータークルーズで小さな離島のアートの旅(終了)
日 時:2023年11月18日(土)
    9:30〜19:30
参加料:25,000円(限定40席。要予約)
集 合:尾道ウォーターフロントビル(尾道ポートターミナル)
    広島県尾道市東御所町9-1
    0848-24-3000

ART BASE 百島は、2012年のオープン以来、アーティストや協働者との創作活動を通じて、この地域の隠れた遺産を探求し続けています。ディレクターである美術家・柳幸典は、岡山県・犬島で明治時代の銅精錬所跡地を美術館として再利用するプロジェクトを10年かけ完成させました。その後2010年に尾道市の離島・百島に出会い、旧百島中学校舎にスタジオを移し、ART BASE 百島を立ち上げました。以降、過疎化が著しい地域を芸術のもつ可能性で再生するという創造的かつ献身的なプロジェクトに取り組んでいます。

1日限りの本ツアーは、みなさまを穏やかな瀬戸内に浮かぶ隠れたアートの離島「百島」へご案内します。百島の人口は350人あまり。ART BASE 百島は、過疎化が著しい離島の芸術的可能性を探求し、残された遺産の創造的再生を目指すアートセンターです。原風景の残る島を歩き、廃校や旧劇場を活用した唯一無二のダイナミックなアート作品を鑑賞しながら、このために特別に考案されたランチやワークショップをお楽しみください。

左上から時計回りに尾道市立美術館、アートワーク・洸庭@神勝禅寺、日章館@アートベース百島、鞆の浦(2014)

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

展覧会:海からの贈りもの展
会 期:2024年3月2日(土)〜5月6日(月・祝)
    9:00〜17:00(入館は16:30まで)
観覧料:800円(一般)
会 場:尾道市立美術館
    広島県尾道市西土堂町17-19
    0848-23-2281

人類最古の宝石、真珠やジェット、そして古くから愛されている琥珀や珊瑚は、古代より護符として珍重されており、世界最古の百科事典 「プリニウスの博物誌」にも医薬的効能と魔除けの力をもつ素材として取り上げられています。

宝飾品は、「時代を映す鏡」といわれ、その時代に生きた人々の価値観を今の私たちに伝えてくれます。また、宝飾品が富と権力の象徴としての役割を秘めたものであるということがわかります。今回の展覧会では「海からの贈りもの」ともいえる 真珠、珊瑚、琥珀、貝(シェル)らといった私たちにとって最も身近な天然素材で作られた宝飾品をテーマにしています。

天然ならではの素材の美しさ、職人の手による精緻な細工、そしてデザインの豊かさなど、魅力あふれる作品を通じて宝飾文化の素晴らしさに触れていただければと思います。

吉備津神社(2016)

岡山県全域と広島県の東半分の領土を誇り、4~5世紀の中頃、大陸との交流によって優れた技術力を習得し、ヤマト王権に匹敵する勢力を誇っていた吉備の国には、温羅(うら・百済の王子?)という兇族が新山(にいやま)に築かれた鬼ノ城に立てこもり、人々から鬼と呼ばれ恐れられていた。

吉備津彦命は、吉備の中山に陣を敷き、鬼ノ城に居城する温羅と相対したという。温羅は、鬼ノ城から吉備の中山に陣取る吉備津彦命めがけて巨岩を投げ、吉備津彦命は、鬼ノ城の温羅に向けて1本の矢を放った。岩と矢は空中で衝突し共に落ちた。吉備津彦命は、今度は温羅をめがけて放っ2本の矢の内の1本が温羅の左眼に深々と刺さった。窮した温羅は、鯉に姿を変え川を下る。それに気づいた吉備津彦命は、鵜に化けてその鯉を喰い殺したのである。

吉備の中山は、後世になって、この吉備津彦命を主人公に、犬養部、猿養部など武将、名産である桃や吉備団子も登場して昔話・桃太郎ができあがる。

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