宇野港 その2

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岡山県の南端・穏やかな瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地・直島豊島小豆島への海の玄関口である宇野港には、野外アート作品も多数設置されています。

『連絡船の町』プロジェクト@宇野港(2016)

こちらは、母が撮影した可愛かった頃の自分(笑)。第3回 瀬戸内国際芸術祭の「撮り船」フォト・コンテストで入賞し、『連絡船の町』プロジェクトにも採用され、JR宇野駅前の壁面に掲示されました。風の噂では、総合ディレクターの北川フラムさんが強く推薦して下さったとのことです。

S.F.(Seaside Friction)2022@日の出公園

こちらは、玉野競輪場のリニューアル工事で排出された椅子の座面を繋ぎ合わせて作られた金氏徹平さんのオブジェ作品・S.F.(Seaside Friction)2022。KEIRIN HOTEL 10 に隣接する公園に設置されています。

左:宇野のコチヌ 右:宇野のチヌ

こちらは、宇野港第一緑地に設置されている淀川テクニックの作品・「宇野のチヌ」(2010)と「宇野のコチヌ」(2016)。いずれも瀬戸内国際芸術祭の出品作品として金属製の構造体に不用品を貼り付けて制作。潮風や紫外線で表面を飾る素材が劣化するため、3年毎に化粧直しが行われています。宇野のコチヌは、口から尻に出る滑り台になっています。

左:舟底の記憶・錨@宇野港シーサイドパーク 右:海の記憶@中央公園

こちらは、美術家・小沢敦志さんの作品・「舟底の記憶・錨」(2013)と美術家・内田晴之さんの作品・「海の記憶」(2016)。「舟底の記憶・錨」は、瀬戸内国際芸術祭 2016 で披露されました。作成の際、玉野市民が家庭で不要になった各種の鉄製品を持ち寄り、旧大日本帝国海軍の軍艦で使われていた錨に溶接して、海の記憶と人の記憶、世界の記憶と玉野市の記憶を融合。設置後も小沢さんのワークショップを通じて鉄のパーツは増殖し続けています。

NEWS! ご案内をいただきました 🤣

講演会:小沢敦志(終了)
    舟底の10年
日 時:2023年11月18日(土) 10:00〜11:30
参加費:無料(定員:80名程度)
会 場:玉野市立図書館・中央公民館
    玉野市宇野1-38-1 天満屋ハピータウン・メルカ2階
    0863-33-5005(玉野市商工観光課)

宇野港に鎮座する旧日本軍の軍艦の錨とノルウェー船のスクリューを利用した作品・舟底の記憶。10年目を迎えた今年、作家である小沢敦志さんを迎えて講演会を行います。これまでの10年のことや、そもそも、何で叩くの? など、素朴な疑問やこれからの展開も含めて、お話します。どなたでも参加でき当日会場での受付も可能ですが、事前申込の方が優先されます。

併せて、11月26日(日)に鉄の廃材を叩いて潰して、薄くして付け足しす小沢敦志さん
無料ワークショップ・「一緒に舟底の記憶をつくろう!」を宇野港第一突堤緑地にて開催します。どなたでも参加できますが、事前申込の方が優先されます。

第1部:13:00〜15:00 第2部:16:00〜18:00

お問い合わせは、玉野市商工観光課(0863-33-5005)へ
宇野港へ入港する飛鳥 Ⅱ@宇野港大型客船バース(2010)

こちらは、2010年11月7日に宇野港に寄港した日本国籍では最大の客船・飛鳥 Ⅱ。宇野港に於いて最重量の船舶の接岸に岸壁への損傷にも考慮したタグボートの操船が求められたとお聞きしました。因みに、アイキャッチ画像は、瀬戸内国際芸術祭のボランティアサポーター・こえび隊斉藤牧枝さん離島生活支援船から見守っている一コマ。お互い、若かったですね 😅

船 名:飛鳥 Ⅱ
船 主:郵船クルーズ(株)
全 長:205.0メートル
全 幅:29.6メートル
トン数:50,142トン
造船所:三菱重工・長崎造船所
就 航:2006年3月。

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